謹賀新年:日日是好日

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。座禅から始まり、穏やかな小春日和の中、ジョギングで心身をリフレッシュしました。今年も、身体、心、魂をゆさぶり、「笑顔」を心がけたいと思います。社会人2年目で、出張に来ていたシンガポールの男性が、雨の日も、ニコニコして、やるべきことを淡々とこなす姿を見て、「天気に左右されずに、毎日笑顔で過ごす」ことは、すごいと思ったものです。

「日日是好日」という言葉がありますが、禅的には「毎日が良い日でありたい」という意味合いとは少し異なるもので、「ひび」ではなく「にちにち」と独立した表現であるように、雨でも嵐でも、”今日はかけがいのない一日”という意味で、毎日が新しい日だということです。誰かと比べたりせずに、「今、ここ」を大事にするという意味で、私の場合は、人生、仕事の展望を広げ、”今”を輝いて生きるという理念につながりました。

映画では、「本当にやりたいこと」を見つけることができず、日々漠然と過ごしていた大学生の主人公「典子」が、茶道を通じて進む道を模索していく姿を優しく描いていました。ここでも、雨の日も、嵐の日も、泣きたい日も叫びたい日もあって、どの日も同じ日はないこと、「一期一会」の茶道のお稽古を通じて、人生の悲喜こもごもが表現されていました。茶道の先生役をされた樹木希林さんの最期の作品でもあり、お茶を通じた季節感、「禅」の精神である、「感じ取る」世界観をみごとに表現されていました。

私も幼稚園でお茶のお稽古がありましたが、本物の器、掛け軸、着物を着て園長夫人がもてなしてくれたお茶に幼心に感動したのを覚えています。そのしぐさの美しいこと、背筋がしゃんとする感覚・・。禅」とはしぐさの美学。日常の習慣や儀式を通じて、まずは、自分の身体で「感じ取る」こと。亥年は、万病を予防する、また、猪の猪突猛進な性質から、”勇気と冒険”の象徴とも言われています。激動の時代にこそ、身体感覚を研ぎ澄ませ、心身の健康を保ちながら、自分を信じて、突き進んでいけますようお祈りしております。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

 

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