“今”の自分を肯定する~自己イメージを高める②~
今、あなたの身体は、どこか緊張していませんか?カラダのSOSに気づいていますか?PCやスマホによるストレスで頭痛がしたり、首の後ろが痛かったり、目が疲れていたりしませんか?まず、心身の緊張や“痛みがある”ことに気づいたら、ふ~と息を吐く。特に、緊張している部分に手を当てて、ゆっくりと息を吐きながら(ロングブレス)、痛みも一緒に流れていくイメージを持ってみるといいです。
そして、「お疲れさま、いつもありがとう」とあなたの身体に伝えてあげてみてください。
「身心一如」という言葉がありますが、仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。「身心」はからだと心。「心身」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。
~出典:新明解四字熟語辞典~
つまり、カラダと心はつながっているので、カラダの緊張をゆるめていくと、心もゆるんでいく。そうすることで、リラックスして、「マインドフルネス」に近づいていきます。心を拓く「オープンマインド」とは、五感を開いて今の“心身の状態”に耳を傾けることでもあります。
■「あるがまま」を受け入れる
これまで、「メンタルトレーニング」や心身のリラクゼーションを行うときに、私と一緒に呼吸の練習やイメージトレーニングを行っているときは、とても気持ちがよかったと言ってくださいます。でも、なかなか一人ではうまくいかない。日常業務にまみれて、「自分と対話する」時間がとれない・・と言われる方もいます。
私は月に1回、経営者やビジネスパーソンと広尾のお寺で座禅をしていますが、人生の転機に座禅を始めたという経営者やビジネスパーソンはとても多いのです。座禅は1回20分、それを2回行い、皆さんと般若心経を呼んだりするのですが、畳を歩く音、みなさんが手を合わす音、「チリ~ン」というおりんの音、般若心経を唱える声がこだまして室内に響きわたる静寂なひとときは、本当にリラックスできます。
最初は、雑念が浮かんでくるものですが、無理にそれをなくそうとしないこと。どのような感情がでてきても、「あるがまま」受け入れることです。そうすることで、自分の「心を拓く」ことができるようになります。毎日10分でも「自分と対話する時間」を持つようにすると、確実に自己イメージは高まります。大事なことは、“今”の自分を肯定するということ。実は、このことは、頭でわかっていても、実際には難しいという方が多いです。今までどのようなことがあったとしても、ダメな自分があったとしても、
今、この瞬間、「あなたが存在していること」を認めてあげること
何があったとしても、今、あなたはここに存在して「息をしている」・・まさに、生きているのです!今、という瞬間をリラックスして、丸ごとみとめてあげて、自分を肯定して生きること。”今”の積み重ねが、未来を創っていくのです。
だから・・一瞬、一瞬が未来 ともいえます。
チベット仏教では「そうなるものだった」と思うこと、つまり「全てを肯定すること」で悟りを拓いていきます。このことは、数多くの逆境の中でも前向きに生きる人が多いので、多くの欧米のセラピストが注目しています。全てを「あるがまま」に認める勇気を持つこと。そうすることで今の自分を肯定できるようになるのです。
■良い言葉を脳にインプットする
よいよい未来を創るためには、「自己イメージを高める」ことがとても大事です。だから、私には「粘り強さがある」とか「めげない強さがある」というように、自分の良いところをどんどん脳にインプットしてあげましょう。
脳は発した言葉の通りに心と体を反応させ自律神経に働きかけます。
ですから「プラスの言葉」を使って自分自身に語りかけてみましょう。日本は欧米に比べ職場や家庭で「ほめる習慣」がないのは残念なことです。発想をかえて自分で自分をほめてあげましょう。かつて、アメリカのベストセラーとなった“You are best friend”という本の中で、誰に批判されても自分で自分をいつでも励ますこと。自分を嫌いにならないことが大切であるということが書かれています。
まさに、あなた自身が”最良の友“となってあげてください。
「オープンマインドで羽ばたく!~自己イメージを高める①~」はこちら
(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子
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