”今”の感情を身体で表現する

リーダーのための「感情マネジメント」が求められていますが、特に、一度に多くの業務をこなさなければならない、エグゼクティブや医療・介護などケアする現場で働く人にとっては、冷静に物事を対処する必要性から、自分の感情にふたをしてしまうこともあるように思います。

パソコンでふと目にした情報から、何かを感じる時もあるので、おびただしい情報の渦の中で、自分の感情がどこからくるのかわからなくなってしまうことはないでしょうか?自分の気持ちにストレートでないということは、知らず知らずのうちに「心にブレーキ」をかけることになり、身体に負担をかけてしまうので、感情は出し過ぎても、抑え過ぎてもよくないのです。

まずは、一人の自分に戻って、今のあなたの感情を大切にしてほしいと思います。つらいときは、泣いていい。今、私は怒っている。だから、”怒り”の感情がでてくる。そういう感情があるのだということにただ、気づきさえすればいいのです。もし、「今までの延長では何かが違う!」と思い始めたら、あなたが転機を迎えていて、「何か古い殻を破りたい!」「何かを表現して生きていきたい!」という欲求の現れかもしれません。言えない想い、抑えてきた感情はありませんか?本当はこんなことがしたかったということはありませんか?

感情はあなたを変える贈り物かもしれないのです。

■感情をストレートに表現する

私は、怒り、なさけなさ、やるせなさ・・あなたの感情の裏にある「何かを表現したい!」という欲求に注目しています。特に、ストレスやプレッシャーの中でパフォーマンスを発揮するために、企業や個人向けに「メンタルトレーニング」を行ったり、セルフケアをする中で、情をストレートに表現する」ことの重要性を感じてきました。

セラピストのトム・ストーンによれば、感情を感じる目的は、それを取り除くことではなく、「その目的を達成させてあげること」だそうです。

多くのプロジェクトを抱えたり、人間関係や人に気を配りすぎて疲れてしまうとエネルギーが低下して「思考の働き」がにぶくなってしまうからです。一方で、イライラするなど感情の起伏があると、頭に血が上った状態になり、呼吸が乱れてきます。

冷静な判断ができない、考えがまとまらないなどネガティブな感情が思考の働きを妨げているときの対処法は、運動すること。運動不足が続くと、ストレスがたまったりしますよね。感情は脳の働きと深くかかわっていて、感情そのものは、止めることはできないので、「行動する」ことで、感情の起伏が抑えられてくるからです。

あなたの感情を表現するのは、言葉だけとは限らない。それは、身体感覚だったり、身体表現だったりするのです。”今”のあなたが感じていることを絵にしてみる、歌ってみる、踊ってみる、風を切って走ってみると、身体に何かがほとばしり、忘れかけていた感性が蘇って元気になる人をたくさんみてきました。

カメラのフィルターを通して風景を見る・・それが時に新鮮だということもありますね。

人生は自分を愛する旅~ゆさぶる、ゆるす、ゆだねる生き方~を基本として、みなさまにお伝えしていますが、まずは、感情を受け止めて、吐き出すこと。”ふ~、ふ~”と息を吐き出すことです。

時には、動物になってみる。犬や猫、鳥たちが体を”ブルブル”とゆさぶっていますよね。あんなふうに自然体で体を動かしてみる。叫びたくなったら、ライオンのように上を向いて、吠えるポーズをしてみることもおススメです^^

心の奥底に潜んでいる自分の欲求や好きなこと、リラックスできることは一人ひとり異なっていますが、五感を研ぎ澄ませ、自分の感性を呼び覚ますことで、感情の渦から距離を置くことができます。私自身は、「音」が自分を癒してくれると知ってから、マイナス感情に偏っていると感じたときは、音によるヒーリング(音叉ヒーリング)を行っています。人間の最も古い脳は聴覚だと言われ、脳科学者の茂木健一郎氏も、「音楽がもっともスピーディーに脳波に影響を与えることができる」という話をされていました。

例えば、声を出したり、手をたたいたり、音楽を聴いたり、シャワーをあびたりして音のシャワーをあびているうちに、マイナスの気持ちから少し離れてみることができるからです。その後に、「どうしてそういう気持ちになったのかな?」と自問自答したり、紙に書いたりしているうちに「あれ?これは、いつも”繰り返されているパタン”かな」・・というふうに、その正体を知ることがあります。

何かへの執着だったり。こだわりだったり。恐れだったり。無意識のうちに相手に何かを求めてしまっていたり。自分のそうした感情に気づくことができると、「あ~、それは、いらない感情だから、手放そう」「もう一度考え直してみよう」というふうになるのです。

そうすると、あら不思議。手放すことで、自然とリラックスしている自分がいます^^

■マイナス感情に潜む表現への欲求

感情のマイナス面にひそむあなたの欲求に着目し、それをプラスにするための「新しい考え方」を書いてみるのです。無意識のうちに、やりたいことを抑えてきたという自覚が芽生えたら、それを実現する方法を考えてみてください。これは、一人で行えることですが、今、感じたことを、伝えるには、相手が必要になります。たとえば、ブログを書く、友人と会うといったことから、講師をする、プレゼンをするなど、たった一人の人から大勢の人まで表現方法はさまざまです。

普段は物静かな人が、ひとたび自分の想いを言葉にしたときのすざましい勢い、アーティストがある日、周囲の批判に傷ついて身動きできなくなってしまった・・など内側からわきでる「感情の泉」を表現する欲求は、本来、誰もが持っているもの。ただ、周りの人の意見に左右されて、自分の気持ちをストレートに表現しにく状態になっているのかもしれません。

あなたの中の”やだな”という気持ちを刺激したら、それは「もっと自分を表現して生きていこう!」というメッセージ。

うちなる創造性を開花させて、あなたの才能を必要とする人がいるということを思い出して、チャレンジする心を取り戻して欲しいと思います。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

 

 

 

 

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