人は危機を乗り越える「強さ」を持っている

「なんであんなことをしてしまったのだろう?」と思うことはありませんか?「必死で頑張ってきたのに、なぜかうまくいかなかった」という苦い経験はきっと誰にでもあると思います。時を経て冷静になってみると、「あれは自分の“心からの想い”と違ったな~」とか「あのときはあせっていて、自分の”心の声“に気づけなかった」というふうに気づくこともありますよね。

実は、失敗や辛い出来事だと思うことの中に「あの“経験”をしたから今の自分がある」「あのタイミングで”経験“したことで命を救われた」ということもあるのです。ふと思い出すのはかつてのチームメイト。リストラにあって怒っていたら、数日後にいつも乗っていた地下鉄で事故があって命を救われ感謝していたのです。私自身も出張でいくはずだったNYにいかなかったことで大事件を免れたこともあります。

実は、”失敗”だと思った経験は、チャレンジや冒険の末に起きたこと。自分で決めて行動を起こしたあとうまくいかなかった場合、「年を重ねる前に、再チャレンジができる良い“経験”ができた」と思うとふと心が軽くなるものです。あなたも思い当たることはないでしょうか?多くの方が亡くなる前に「あのときもっとチャレンジしておけばよかった」と思うそうです。だから、やりたいと思って行動したことは、あなたにとって必要な”経験“となり、「宝」となるのです。

脳は、行動を繰り返す中で”失敗“体験を避けるような行動をとることが知られています。つまり、新たな道を切り拓こうと行動する中で別の”神経回路“を作っていくのです。前向きな行動に「集中」している限り、前の”失敗”体験をだんだん意識しなくなっていくのです。だから、”今、この瞬間“、良い「意識」状態でいることがとても大事なのです。

もし後悔でふと自分を責めてしまうことがあったら、「その出来事は私の人生にとって必要だったのではないか?」と中長期的な視点で眺めてみるといいでしょう。人生の危機に、点と点がつながって、これまでの出来事があなたにとって最善の形で起きていたと感じるようになるでしょう。

人生の「点」と「点」をつきつめていくと、あの”失敗“は、本来のあなたに戻るためのシグナル。「もうその道は通らなくていいよ」というサインなのです。その「経験」は次につなげるための経験だということがわかってくるでしょう。”失敗“や辛い経験は、人生の危機を乗り越えられる「強さ」がすでに備わっているということなのです!

1カ月程前、エリザベス女王のスピーチがありました。医療関係者の方に感謝を表するとともに、「いつか、この困難をいかにして乗り越えたのかということを誇りに思っていただきたいと思います」と述べられていました。人は苦難を乗り越えて「強さ」をみせてくれる存在だということを見事に表現していて感動しました。

現在、これまで「当たり前」と思っていたことが、そうではなくなっています。でもその生活は、はるか昔にさかのぼれば「当たり前」ではなかったはずです。数十年、数百年前には、私たちはもっとゆっくりと過ごしていたのです。時代が変われば「価値観」も変化していきます。

だから、今、起きていることは、「○○しなければならない」という固定概念も消し去ってくれる可能性を秘めています。例えば、今までは権威の人の言うことに従うのが当たり前だったとしたら?長い間、誰かのそのサポートに徹していた人が主人公となって輝くことができるようになるでしょう。そのときのために、これまであなたに起きたことを全て認めてあげてください。今までのあらゆることを”ゆるし”、癒し、あなた自身を優しく扱ってあげてください。そして、自分がこうありたいと思う「自分軸」を持つことです。

あなたは、”神聖なる存在”なのです。そのことを意識して、あなたがあなたらしくあるために、自分自身で「基準」を創りあげるのです。あなたが大切に思うこと。”心からの想い”にフォーカスしてください。あなた自身の「基準」がしっかりあると、あとのことは気にならなくなっていきます。そう、あなたを照らす”一筋の光”が、あらゆる過去を「手放す」ことになるのです。

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闇の中に、”光”は現れる。

光が、”神聖なる”あなたを照らし

自分に目覚め、才能が”開花”していく。

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今日は満月ですね。

あなたを美しく照らし輝いていきますように。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

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