人生、仕事で「日常の冒険者」になる
気づいたら、日々の業務がルーティン化していて”新鮮さ”がなくなっていることはありませんか?これは、組織でも家庭でも同じだと思うのです。例えば、同じ職場、同じ仲間と一緒にいる、同じ場所に住む、家事を同じ方法で毎日行っているとマンネリ化してしまいます。物事を同じ「視点」「動作」で行うときは、脳が活性化していない状態であるともいえます。職場であれば配置換えでメンバーが変わった、家庭であれば、インテリアを変えるだけで空間がぱっと変わったりします。だから、旅をしたり、知らない場所に行ったりして、いつもと違う「視点」を日常に取り入れる工夫が大事ですよね。毎日、創意工夫する。改善できること。手放すこと。リストにしてみる。
私は以前、登山やアウトドアもしていました。会社員時代、3000メートルの山に初めて登って、登頂から歩いてきた道を振り返ったときに見た”黄色の花”にふと感動したとことを覚えています。こんな過酷な環境で、何事もなかったように凛と咲くかれんな姿が、疲れていた私を癒してくれたのです。当時は、仕事の悩みが色々とあったのですが、自分が歩いてきた道を振り返ったとき、「あ~、人間なんてちっぽけな存在だな」と思えたのです。そう思えた瞬間、身体がふわりと軽くなり疲れもふっとんでいきました。
子どもの時から、自然が好きで、植物や動物、昆虫たちを観察して遊びまわる。文学少女でもあり、走り回るのも大好き。毎日が冒険でした。今は「日常の冒険者」として、感じてきた未来の「展望」、人と異なる「視点」で見たり、感じたことを言葉や身体表現をする中で生まれたメソッドをお客様に提供している。そんな感じです。リラックスして自由な発想で本当に楽しそうに仕事をされている方にお会いすると、「仕事を遊びの延長に感じられている」と思うことがあります。
私がご提供しているメンタルトレーニングやコンサルティング、音叉ヒーリングなどのセッション全てのサービスは”人生、仕事の「展望」を広げ、”今”を輝いて生きる”という理念に基づいています。キャリパースは、キャリアとパースペクティブの造語です。パースペクティブとは「大局観」「展望」「視点」という意味です。
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基本となるキャリパースメンタルメソッドは以下の<7つのステップ>の中に含まれています。(順番は目的によって異なります)いずれにしても、「時空を超えて、過去、現在、未来を展望する」、つまり、「右脳と左脳を統合して、やってきたことを広がりを持って眺める」そんな意味合いです。思考と空間を整理することで、「集中ーリラックスー創造」のプロセスが生まれてくるのです。
集中とは、「人生で本当にやりたいこと」「大事なことに集中」するという意味です。多くの場合、悩みごとに集中して、思考も空間もゴチャゴチャになっているのです。
①展望:現実を踏まえた上で「展望」を持つ(”こうありたい”という理想の姿)
「展望」を持ったら、遠くの地点(下記の図ー”0地点”)から”今”の自分の行動を眺めてみる
②謙虚さ:原点に立ち返り、成功・失敗の原因について考える
③感情コントロール :リラックスし、不安やあせりなどの感情をコントロールする
④積極的思考:「今」できることは何か?と問い直してみる
⑤価値観 :自分の大切にしていることを確かめる
⑥イメージング :最悪を想定した上で、いい結果をイメージする
⑦新鮮さ :日々何かを発見し、感動する
一見、元気に見えてもストレスはたまっているものです。例えば、”こうありたい”という理想の自分があったとします(①)。自己啓発などのセミナーに行って、過去を振り返って考えているうちに色々と思い出してストレスになる(こういう方は結構いらっしゃいます)。だから、感情のコントロールが必要となる。その場合は、ゆっくりと深~い呼吸をすることから始めます。さらに、イメージトレーニングも取り入れて気づきの右脳を活性化。感じたことを言葉にすることで左脳と右脳を活性化。主に女性、音に敏感な方、高齢者やお子様など心身の解放を特に必要とされる方は「音叉ヒーリング」によって感情を解放していきます(③)。
そこで「気づいたこと」を具体化(お話しながら気づいていくケースがほとんどです)で「もう必要のない考え方」や「手放すこと」をリスト化していきます。そして、そのリストを基に、「今」できることは何か?と問い直していきます(④)。これは、自分の価値観と結びついているので、自分が大事だと思っていることが明らかになると実践することがスムーズになります(⑤)。つまり、身体がその「方向」に勝手に動いていくという感じです。
そのときに、「なりたくない自分」「危険な領域」についてもイメージすることも大事です(⑥)。組織であれば、それがリスク管理につながりますし、ある一定の枠から一歩踏み出せないでいるとき、強烈なモチベーションになることもあるからです。1週間続けて、それを3セット繰り返す。つまり、21日間。そして、1か月目。2か月目。3か月目と続けるうちに、習慣化され、手ごたえを感じてくる。最初は、コツコツ、だんだん加速するイメージです。
さて、このプロセスを通じて行動する習慣が身に着いた。つまり、ルーティン化できたとします。その後がとても大事なのです。好奇心の旺盛な人ほど要注意。なぜだと思いますか?ちょっと飽きがきたり、元の自分に戻ろうとうとする「きっかけ」が必ずやってくるからです。まるで、ブーメランのように・・^^。自分の「弱点」をみせられるのです!そんなときこそ、一緒に行動を共にしてくれるコーチ的存在がいると安心です。すでに、このプロセスで起こりうる行動をある程度予測できるからです。「これは多くの人が通る道だから大丈夫」とか、「この課題にはこのように対処すればよいよ」とか一人ひとりの状況に応じたアドバイスをもらえるからです。
これを乗り越えると「日常の冒険者」になれるのです。気づきや感動の毎日が待っているのです。この段階までくると、あなた自身を様々な角度、見地から眺めることができ、自己理解、つまり、自分の良いところも悪いところも見えてきます。そして、それを改善する方法(セルフケア・レシピ)も身に着けています。
丸ごとの自分を受け入れるようになる。自分の人生に起きたことを丸ごと受け入れるようになる。今の自分をまるごと愛せるようになる。そうなる頃には、毎日、小さなシンクロニシティも起きているでしょう。だから、毎日が面白くなる。日々の暮らしや仕事に”新鮮さ”を感じるようになるのです。
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(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子
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