「愛ある選択」を可能にする瞑想習慣

夏が本格的に始まった夜。「そこにいる人はみな~、愛にあふれている♪」そんなフレーズが口から出てきた。病院で母の代理として薬を受け取りに行き、待合室で待っている人。病院で働く医師や看護師さん、事務の方などケアする現場から愛の波動が出ていたからかもしれません。今月は、めまぐるしい日程の中で色々な変化に対応しなければならず、自分のケアが後回しになりがちでした。

昔から、リスクを先回りして対応するのが私の役割。幼いころから「察知能力」みたいなものを持ち備え、危機の回避、めまぐるしく変動する金融、会社の合併、組織変更などの現場でその能力を活かしてきました。医療現場でも迅速な対応が必要なのはいうまでもありません。色々な方と横の連携、チームワークが何よりも大切になります。

患者さんをケアする人、家族をケアする人こそ、「セルフケア」が必要。それを痛切に感じてきた私でしたが、緊急時や日々やることが異なり、対処していく中でイライラすることもでてきます。息遣いが荒くなっているなというときは、なぜか、目の前に怒った患者さんがいたりするのです。ところが、自分自身を愛ある人としてセルフケアを意識しているときは、周りには愛にあふれた光景が現れてくるのです!

■座禅やマインドフルネス瞑想で心を整える

限られた時間であっても、深呼吸をしてみる。瞑想は心を落ち着けてくれます。いつもと同じ時間、場所でできなくても、時間を作って3分間でも、5分でもいい。そんな気軽な気持ちで、ちょこんと座ってみる。背筋をまっすぐに足を組んで行う座禅やマインドフルネス瞑想を普段からしている人であれば、ご自身のスタイルがきっとあると思います。

ちなみに、座禅は半眼で、完全に目を閉じず、雑念がわかないようにして意識を集中させていきます。「調身」「調息」「調心」で、自我が消えていくと禅は説いています。しかし、一人で実践してこの境地に至るには相当難しいと思います。まずは、座ってみる。そして、ゆったりと深い呼吸をしてみる。その先に心が整ってくる。そんな感覚を味わってみることから初めてみるといいと思います。

マインドフルネス瞑想は「生産性をあげる」とビジネス現場では言われることが多いのですが、禅は本来、結果に執着しません。あるがままの自分を受け止めるというイメージで、「ただ、今起きていること」に意識を向けていきます。どのような瞑想のスタイルであっても、

今ある自分に感謝して、”幸せを感じる時間”を持つこと。”自分自身を愛する”こと。その”習慣を持つ”こと。

が大事だと思います。

人生は自分を愛する旅。私自身は、ゆさぶる、ゆるす、ゆだねる生き方を心がけています。

呼吸で心身をゆさぶる。そこからでてきたマイナスの感情や自分を責める気持ちをゆるしていく。自分をゆるしていくことで、実は相手もゆるしていくことができます。また、ゆるすとは許す。自分を制限しているあらゆることを解放し、自分が幸せになることを許可してあげること。

さらに、「今の自分ではだめなんだ」とか環境のせいにしたりしないで、空をみあげて自然に身をゆだねてみる。まずは座って深呼吸。大地とつながる感覚を味わってみてください。自分を俯瞰してみると、ちょっとした気づきがあり、「メッセージにそれにしたがって行動してみよう」と意識が軽くなって、愛ある選択ができるようになってくるでしょう。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

 

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