「聴く力」の育成(聴覚トレーニング)が脳を活性化する!

スマホの利用や核家族の影響で若い人からお年寄りまで、じっくり人の話を聴く機会が減少しつつあります。楽しいこと、ワクワクすること、好奇心を持って色々な人とコミュニケーションする時間を意識している人はいつまでも若々しいですよね。だから、「聴く力」の育成は、家庭、仕事、コミュニティなどで、今、もっとも必要なことではないかと思ってきました。

MRI脳力診断、認知症などの予防をしている加藤俊徳氏によれば、他の人の話を聴く機会を減らしていくと「聴く力」はどんどん衰えていくそうです。「耳が聴こえにくい」は脳トレで治る!の著書の中で、50代のビジネススクールの講師が「聴こえにくい」と感じてMRIを撮ったら、聴覚系が衰えていたそうです。他人に一方的に話して何かを教えることはできても、他人の言葉をじっくり聴いて理解する力は明らかに低下していたそうです。

男性は、仕事を通じて「伝える」ことが主流になっている人が多く、”人の話をじっくり聴く”ということは苦手な人が多いように感じますが、話し上手は聞き上手と言われるように、「聴く力」を鍛えるトレーニングは実は、自分のためにもなるのです。

「聴く力」というのは、耳という感覚器官だけによるものではなく、脳内の聴覚に関係し、「聴覚」を中心として「伝達」「思考」「記憶」「運動」といった他の機能と連動しているので、積極的にトレーニングをすることで脳が活性化するそうです。トレーニングの際のポイントは、これまで聴いたことのない新しい歌に耳を傾けたり鼻歌を歌うなど、ささやかな新習慣で無理せず「耳」を鍛えることだそうです。慣れ親しんだ歌は耳に馴染むのですが、潜在能力細胞に刺激を与えることができないのでこれまで関心を持ってこなかったジャンルの音楽を聴くことが有効とのこと。

私もストレスを感じたときのセルフケアとして声に出したり、身体に意識を向けて「音」を響かせて気持ちをリセットしています。女性はたわいのないおしゃべりでストレス解消されることが多いですが、聴いたことがない外国語の勉強も脳を活性化したり、刺激になったりしますよね。日本語を話していると消極的な感じになってしまうけれど、外国語を話したり、レッスンに通うことでいつもと違う自分に出会えて新鮮になれた、それで嫌なことが吹っ切れたという人はとても多いのです。

スマホ、TVなど映像中心の時代だからこそ、「聴覚」を中心に鍛えてみる。家庭、職場、コミュニティで「聴く力」の育成はますます重要になってくると実感しているこの頃です。

 

ストレス解消に「音の記憶」をリセットする!も合わせてご覧ください。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

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