「オープンマインド」で羽ばたく!~自己イメージを高める①~

心理学では“心は窓のようなもの”とよくいわれますが、自然体でリラックスしているときは、心がオープンになって良い結果がでるものです。ここ一番という勝負のときに「目標に向かって真っ直ぐ」な心でスピードスケート500メートルで金を獲得した小平奈緒選手。その後、ライバルの李相花(イサンファ)選手の2人が氷上で抱擁するシーンは、映画のワンシーンのように印象的でした。

もし、プレッシャーであらゆる考えがぐるぐる回り始めたら「ふ~」とゆっくりと息を吐いてみましょう。まず、深呼吸を3回してみてください。禅の思想に「念を急がない」という考えがあります。それは、嫌なことが浮かんでくるのは仕方がないけれど、そこから色々なことを発展させないこと。つまり、嫌な考えが浮かんだら、なるべく早く「吐き出す」ことです。やっかいなのは、無意識のうちに反応してしまうパタンやわかっているのにやめられないパタンがあって、一人では気づきにくいことです。

「メンタルトレーニング」では、一人では気づきにくい「考え方のくせ」を、対話を通じて洗い出していきます。大事なことは、自分を責めている、落ち込んでいる中に「どのような感情があるのか」に気づくことなのです。そして、「行動をせき止めている最もインパクトのあるマイナスの考え方」を手放していきます。

■ネガティブな考え方が及ぼす影響は?

人は一日5~6万回位考えていると言われています。仮に、5万回ネガティブな考えに押しつぶされて、1カ月続いたら・・5万×30日=150万回。12か月続いたら・・1800万回。もし、10年も続いたら・・1億8000万回になってしまいます!!これでは、マイナスの「思い込み」が積もり積もって、「雪だるま」となってしまいそうですね^^;

できれば、自分を追い詰める考え方は、“ぼや”のうちに消すのがいい。感情はためこまずに、なるべく早く、「吐き出す」のがいいですね。嫌な感情を上手に手放すコツは、いったん、それを「受け止めて」から、自分の外に出ていくイメージを持つこと。

特に、イメージが豊かな人は、マイナスに振れたときの振れ幅が大きい傾向があるように思います。でも、そのような経験もときには必要です。一度、反対まで「振り子」が振れて、はじめて「良い加減」というのがわかることもあるのですから。そういう方は、往々にしてリラックスして、「心に余裕」が持てれば、再び、豊かな創造性が舞い降りてきます。だから、どんなことがあっても大丈夫。まずは、”今“感じていることを大切にしてみましょう。

■嫌な気持ちを吐きだすには?

次のことを意識してみるといいと思います。

ポイントは、感情に良い、悪いという価値判断を入れないことです。

  1. 「受け止める」:ただ、こういう“感情”があるんだ~と受け止める
  2. 「吐きだす」:“ふ~”と大きく息をゆっくりと吐く
  3. 「吹き飛ばす」:“今”の気持ちを色や形にして、その感情を吹き飛ばす

特に、イメージの豊かな人は、色、形などの視覚的イメージと動作を伴う感覚を総動員すると良いですね。

ぎゅっと、閉じ込められて、ある一点に「集中」している思考を解放してあげるように、思考と空間に余白をもつイメージを持つこと。

例えば、シャボン玉を吹くような感じでネガティブな考えが“す~”と外に出て行くところをイメージしながら行ってみます。そして、息を吐ききったら、ゆっくりと息をすってみる。そのリズムで何回か呼吸を続けてみましょう。少し気持ちが落ち着いてくるのを感じられるまでやってみます。頭の中を空っぽにしていくと、意識が自分の身体に向いてきます。そうすると、「オープンマインド」になっていくのです。そのまま、外に出て(イメージでもOKです)ときには、鳥のさえずりに耳を傾けてみてください。

道ばたで咲く花、雲の流れる様子を眺めてみてください。

”今”目の前のことに集中していくと、だんだん自然に身をゆだねて「ありのままの自分」でいればいい・・という気持ちになったことはありませんか?

人生は自分を愛する旅 ~ゆさぶる、ゆるす、ゆだねる~生き方へ

カラダ、心、魂をゆさぶって精いっぱいやってみる。それでもできなかったことについては、それを認め、ゆるしてあげる。ゆるすとは「許す」と書くように、やりたいことをすることを「許可」することでもあります。やりたい「方向性」を決めて、自然と一体となって身をゆだねてみる。あなたも「オープンマインド」になって、子どものときの無邪気なあなたに戻って、日常の中に是非「自分と対話する」ひとときを取り入れてみてください。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

 

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