人生の大きな流れを意識して、今日を”最高の一日”にする

今日という日を”最高の一日”にしてみようと思える人は、”今”取り組んでいることが人生の大きな流れの中でなぜ必要なのか?がわかっていて、淡々と取り組んでいる方が多いです。一日の目標とやるべきことをリスト化して、一日の終わりに「実行できたか」を振り返る。どうせなら、できるだけ楽しく、長続きできるよう習慣化できたらいいと思いませんか?

やるべきことは山ほどある。そんな中で、少しだけ時間をとってあなた自身について振り返ってみてください。目を閉じて、ゆっくりと深呼吸をしてみてください。天空から自分を眺めるように、子どものときから、10年~12年ごとに、”あなたがもっとも輝いていた時のこと”思い出してみてください。例えば、10~12歳までの間。その後の10~12年の中で「誰もが輝いて楽しかったという瞬間」があったはずです。これは、エピソード記憶と呼ばれるもので、楽しかった思い出やイベントは、どんなに年を重ねても一瞬で記憶が蘇ってくるものです。

次に、その10~12年の間で”達成したことや達成感を感じたこと”はどのようなことだったのか、書き出したり、メモをしておきます。そのとき出てきた「キーワード」があなた自身を表し、次の10~12年の人生と深く関わっていることはないでしょうか?例えば、子どものときに、大好きだったことをベースに、次の10~12年でそれを活かした経験。あるいは、学生時代に得意だったことを活かして仕事を選んだなど。一方、社会人になって悔しい想いをしたからそれをバネにして次の仕事に活かして、それを次の10~12年のテーマにして生きてきたなど。

良かった経験はさらによくなるように。挫折した経験は、人の痛みがわかる人としての成長を。誰かのために活かすことで「達成感」を感じることにもつながるのです。通常は、丁寧な個別面談やインタビューをすることで対話を通じて深く気づくプロセスがあるのですが、ちょっとした空き時間に自分を振り返るだけでも適切な目標設定に役立つのでおススメです。

なりたい自分とか理想の自分というのは、小さな目標の積み重ねで成り立っています。仕事では、色々なことを考えていて「計画する人」から「実行できる人」になりたい。とか、普段の生活においては、甘いものを食べ過ぎない、運動をする、部屋の片づけをするなど。小さな”行動メニュー”に細分化していくと数多くの「こうありたい」という自分があるのが普通です。

ですから、「やらなければいけない」ことを一旦脇に置いて、次の10~12年を見据えて、人生、仕事の展望を広げ、”今”を輝いて生きることに集中してみるのです。過去の10~12年を振り返ってみると、子供時代は時間がゆっくり流れていたけれど、大人になったらあっという間に時が過ぎてしまった。パッと思い出せるのは自分にとってインパクトのある出来事です。でも、その10~12年で成し遂げたことを支えたのは、日々の積み重ねです。だから、次のステージにいくために”今”やるべきことを整理して、リスト化してみる。

通常、人生で学ぶべき大きなテーマが3~4個あるように思います。例えば、お金、心、才能、人間関係、家族など。一見、うまくいってないことの中に次のステージで開花する種は潜んでいるものです。その種に気づくことができるか?それが第一段階。それをどのように活かすか?を考えるのが第二段階。それを着実に実行していくのが第三段階。このプロセスの中で、理想と現実のギャップにさいなまれることになります。ときには、高い視点で自分を眺めてみる。日々、さいなまれている「思考」を休め、自分の身体感覚を大事にしてみる。走馬灯のように自分の人生を眺めて、良い未来をイメージし、達成感を先取りしてみる。人生の転機にこそ、「それを乗り越えた経験は必ず次につながる」という強い気持ちで日々の業務に取り組むことが大事だと思います。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

 

 

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