全ては、自然の中で活かされている

目の前に現れる昆虫や蝶にスピリチュアルなメッセージを感じることはないでしょうか?医療・介護や福祉の世界に一歩足を踏み入れると、人の命、人のやれることには限界がある、「全ては、自然の中で活かされている」と実感します。心・体・魂を統合したホリスティックな存在として人間を捉えられると、人生は随分と前向きになるのではないかと思います。例えば、身体が不自由になったときは「心と魂を磨くタイミングがきた」と捉えてみる。心や脳機能に障害ができたとしたら「身体や魂を磨くときがきた」というように可能性を見出すことはできるでしょう。自分は大いなる自然の中で活かされていると感じられると、どのような状況にあっても”心の安寧”得られるのではないでしょうか?

私は幼いとき自然が豊かな中野駅近くに住み、夏休みには昆虫観察をして日記を書いたり、鈴虫などの昆虫を飼育してきた自然が好きな少女でした。小学校で、不登校の男の子A君がいました。今でいう”自閉症”の少年です。学級会でどうしたらA君を学校に呼び戻せるかを議論しました。A君と私は”虫好き”が共通点。なぜか「マーブル昆虫記に関心を持つのでは?」と思いついて、思わず先生に「A君のために本を借りていいですか?」と言って図書館で借りて自宅に持っていきました。いつもは怖い目つきで下を向いているA君が目を輝かせ、本をわしずかみした瞬間、「やった~」と思ったことを覚えています。

また、金融機関に勤務していた頃、無口なお客様がいました。接待では会話がはずまないと上司がぼやいていたのですが、ふと、昆虫に関心があると感じたのです。それをきっかけに共通点が生まれ、会話が弾むということがありました。上司、同僚から「へ~」趣味の幅、引出しが広いね~と驚かれたりしました。テルマエロマエのヤマザキマリさんも昆虫少女だったそうですね。思えば、昆虫、花、鳥たちから多くのことを学びました。人も自然の一部であること、自然を見る目を通じて客観的に「観察する目」を持つこと、人とつなぐ役割をしてくれていると思います。

こうしたことは、「見えないものを見る力」を養うのに役立っています。古来から日本人は霊的な存在とつながりが深く、昆虫や鳥などの自然を神聖なる存在として身近に感じてきたのです。私自身もベランダに季節外れのカタツムリが訪れたり、新年にはテントウムシ。カブトムシなどがやってくる。今も昔も虫たちとのつながりが深いです。また、トンボ、蝶などが目の前に舞い降り、見えないものを見る力、信じる力についてさりげなく伝えてくれたり、励ましたりしてくれています。今まで「虫の知らせ」は多数。両親の危機的状況を幾度も教えられてきました。

聖なる時間~禅寺の庭~ にも書きましたが、お寺で出会ったトンボは、じっと止まって話を聞いてくれました。かつて、トンボは7cm位の大きさだったそうが、鳥が進化したことで、食べられてしまうので、空中から消えていったといわれているようですね。

全てはワンネス。進化の中で魂は生き続けている。

今、どのような状態でも、聖なる命の源であるスピリットの存在を意識して感謝する。

その姿勢があると、長期的にどんなことでも乗り越えられる。

あなたも変化を恐れずに日々前進していってください。

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

 

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