心×才能 可能性を拓く専門家 伊東明子

大手金融機関に10年間勤務。資産運用の傍ら、会社の立ち上げ、人材採用・育成に携わる。会社の合併を2度経験。ストレス・プレッシャーの中でパフォーマンスを向上する必要性から「メンタル面の強化」を独自に研究。多様なキャリアを活かすため、潜在意識や潜在能力の開発に関心を持つ。未経験者を採用し1年間でプロフェッショナルに導いたことから、2003年に独立。「ダイバーシティ」に基づいた人事戦略、「経営的視点」を備えたマネージャー育成や物の見方を柔軟にするメンタルトレーニングプログラムを企画。心の風通しを良くするコミュニケーションで人とチームの活性化、10,000人以上の採用や個別面談を通じ「人の本質を見る目」に定評があります。

両親の介護を経験。元々、医療とご縁があったことや「成功者とうつのパタン研究」を企業現場で行ってきた方法が「心のドクター」(精神科医)と似ていたことから、対人援助者の感情マネジメントやコミュニケーション改善、セルフケアなどの普及活動を行う。また、幼い頃より、文武両道、素晴らしいリーダーとの出会いから、禅に親しむ。経営者やリーダーとの座禅会や心とカラダのバランスを整えるマインドフルネスを通じ、「音、呼吸、リズム」による”リラクゼーション瞑想”や、クライアントの心とカラダ、魂に「語り」かけながら、心身のバランスを取り戻すことを心がけています。

東京女子大心理学科卒業。 教育心理学、社会心理学、認知行動療法などを学ぶ。現場で独自の方法を試した後、産業カウンセラー取得。森林セラピー、メンタルトレーニング(食、栄養を含む心身のバランスの整え方)、アニマルセラピー、音叉ヒーリングなど幅広く学ぶ。中国武術柔拳二段。

 

<会社設立までの道のり>

●小学生のとき「そろばん日本一」をめざす。中野区で伝統あるそろばん教室で熱血先生の指導のもと、集中力を発揮。1年で1級を取得。3~6歳上のお姉さんたちと一緒にチームで関東大会や全国大会に出場しました。パチパチという「音の記憶」。毎日ワクワク、脳がスッキリ。こんなに楽しい毎日がいつまでも続くと思っていたのですが、引越しのため、2年5か月で楽しかったチームとお別れ・・。これが、「チームで達成感」を感じた始まりであり、別れでもあります。

●外資系銀行入社時には「広報」配属で色々な人と出会い、インタビューして社会のことを知りたいと思っていました。しかし、そろばんで段位を持っていたため、資産運用のサポートセクションで働くことに。その後、イギリスの証券会社で資産運用部門の新規部署の立ち上げに奔走。人材採用、育成を担当し、充実した毎日を過ごしていました。信じられないような目標がチームに課せられるも「みごと達成!!」 本当に楽しいチームでしたが、ある日、会社が合併。続いてチームで移動し、チーム業績もあげる最中に、突然のリストラを体験。

●初めて日本の会社の立ち上げに参加するものの、再び会社が合併。「事実は小説より奇なり・・」リーダーの意向で全てが変わってしまう世界。早い時期にめまぐるしく変動する金融機関で語りつくせないドラマを見てきました。プライドが高い・・プレッシャーの中で人はどうなるのか?人は不安にかられると“今”に集中できない・・心身に不調をきたし、自殺やうつが増える。誰かに相談することができたらどんなにいいだろうか?もしかして、私自身が人生や仕事で「転機」に試みた体験が、誰かの役に立つのでは?そのような想いから、2003年に会社を設立。

●(株)キャリパースは、キャリアとパースペクティブの造語です。パースペクティブとは「大局観」「展望」「視点」という意味です。「理想」と「現実」のギャップを埋め、「将来展望を持って、”今“を輝いて生きる」ことができるよう、若手や女性のキャリア自律の支援を目的とした人材紹介、企業の人財育成、男性社会で生きづらさを感じる働く女性向けカウンセリングやコンサルティングを行ってきました。中には、福祉や教育、医療現場など対人援助者もいたことから、ケアする人の「セルフケア」の重要性を実感。人は皆、「何かを表現したい」という欲求を持っていると感じたことから、心、身体、才能を活かして自己表現できるよう「リラクゼーション瞑想」や潜在能力の開発を行う。女性向けライフキャリア相談2000人以上。

<設立後の「転機」>

リーマンショックで企業は「リストラモード」へ。その後、金融機関中心の活動から、業種を問わず、経営者支援を行う中で、幼なじみで経営者の友人が闘病生活の末になくなったのです。会社員から心機一転、家業をついで社長になって数年のことでした。これまで、経営者、起業家、ビジネスパーソンなどの相談をさせて頂いた中で、特に経営者の方は、会社の方向性や従業員のこと、家族のこと、色々なことが重なりストレスで身体や心にダメージを受けてきた方を多くみてきました。

また、私自身も両親の介護で、リハビリや病院への付き添いを体験。「チーム医療」の重要性、医師、看護師さん、理学療法士さん、作業療法士さん、患者さん、その家族を取り巻く現状、コミュニケーションのあり方、ストレスケアの大切さを身を持って感じてきました。そのような中で、禅、舞踏、武術などを通じて長年研究してきた音、呼吸、リズムによる「セルフケア」を両親に試してみたところ、リラックスしてカラダの痛みが軽減し、効果を実感してくれたのです。最後まで自律して生きていこうとする姿勢に共感。ケアが必要な人だけでなく、それを支える医療、介護などの現場でケアする人も”ストレスから解放され、人生の主人公となって輝く”人が一人でも増えるよう活動をしております。

伊東明子