「同情」と「共感」の違いを踏まえてサポートする

職場、家庭など人を育てたり、ケアする現場で、相手が置かれている立場や状況にどのように寄り添えばいいのか戸惑うことはありませんか?例えば、結果がでなくて落ち込んでいる、失敗が続いて調子が悪い、怪我や病気で今までできたことができなくなったとき、かわいそうという思いから必要以上に相手をサポートし過ぎてしまうのは「同情」している状態と言えます。これに対して「共感」の場合は、相手の立場になって、相手の気持ちを察して、その方自身が問題解決できるようにサポートしていくことと言えるでしょう。

「相手をサポートする」ことは両者に共通していますが、明暗を分けるのは、サポートする相手に「問題解決する能力がある」ことを信頼する姿勢です。何もわからない新人だと思って手取り足取りサポートする、親子であれば良かれと思ってしたことが、実はなんでも世話を焼いて「過保護」にしてしまっているというケースもあります。そうしてしまう背景には、自分自身も同じような経験をしていて、無意識のうちに同じことをしてしまっている、自分自身の未解決の問題を見ないようにしていることがあります。潜在意識に刻まれた記憶というものは、自分ではわからないことが多いですよね。

■一見、面倒見の良いリーダーこそ要注意!

一見、面倒見の良い人、家族以上に周りの人の世話を焼いている方はリーダータイプに多いのです。実は、自分を犠牲にして必要以上に他人の面倒を見ていることがあるので要注意です。「色々と気づいてしまうから」「自分がやる方が部下に任せるより楽だから」など色々な理由がありますが、サポートしているうちに、自分を犠牲にしたと感じた度合に応じて”怒り”が生じたり、”納得できない”感情がわいてきて、ストレスを感じるようになるから要注意です。最初は相手の立場に立って行っていたことも、過度な要求をして相手が疲れてしまうというケースもあるからです。そんなときは、前述したように「相手に”問題解決能力がある”と信頼しているか?」という視点を思い出してみてください。

1.「同情」は、相手の「問題解決能力」をNOと捉えて、かわいそうと思ってサポートしている態度。

2.「共感」は、相手の「問題解決能力」をYESと捉えて、肯定してサポートしている態度。

と言えるでしょう。人財育成でもケアする現場においても、後者のようにお互いを尊重してサポートする姿勢がとても大事だと思います。一人ひとり性格も考え方も置かれた立場も違うので、相手の全てを理解することはできないけれど、相手が「できる」という感覚を引き出してあげること。そのために「あと何をすれば実現するのか?」それがすぐに引き出せるといいですよね。でも、忙しすぎて心の余裕がなくなり、相手との対話や態度がぎくしゃくしてしまうということはありませんか?

実は、相手と向き合うときに大事なことは、サポートする側のコンディションを整えること。つまり、「心を整える」こと。この姿勢こそが大事なのです。心を整えていると、フィーリングでぱっと感じたり、ふとしたときにタイミングよく情報が入ったりするものです。

リーダーこそ、「セルフケア」が重要。

自分にある「問題解決能力」を信頼する。

その上で、「共感」を持って相手に接する。

小さな手を差し伸べるイメージで・・。

あなたも意識してみてはいかがでしょうか?

 

(株)キャリパース代表
心×才能 可能性を拓く専門家
伊東明子

 

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